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SAMURAI(サムライ)ハイエンドロードバイク テクノロジー

SAMURAI テクノロジー

エビ管溶接構造

扇状の小さいピースを溶接することにより、カーブ形状の形成を実現した。この製法は、エビ管溶接構造と言い、単なるパイプ曲げではない。メインフレーム、ハンドル、フロントフォークのカーブは、エビ管溶接構造により製作となる。微視的には、直線、巨視的には曲線という独特の形状が、サムライの鎧を連想させる。さらに、溶接の焼けをあえて残すことで各ピースの結合部を際立たせ、鎧の雄々しさを表現している。現代の刀鍛冶と称賛されても遜色ない、脈々と受け継がれてきた薄肉チタンパイプの溶接技術は、チタン加工の匠ならではの珠玉の逸品であり、サムライの魂をここに具現化したものである。

SAMURAI(ハイエンドロードバイク)サムライ

構造

シートチューブのない斬新なデザインにも関わらず、大径バテッドチューブの採用及び、エビ管溶接による加工硬化で構造最適化を図ることにより、既存ロードバイクと同等のフレーム剛性を確保した。チタンの独特の振動吸収性と、ペダルを踏み込んだときの極上のしなやかな加速を実現。また、ダウンチューブ下部のトラス部のトラスパイプは、βチタン合金(Ti-22V-4Al合金)を使用し、優れたしなやかさを両立させた。これまでのチタン製ロードバイクとは一味違う感覚が魅力である。さらに、シートステイ・チェーンステイの優美なカーブ形状は、かかとやベルトの干渉防止も兼ねており、パーツの選択性拡大や快適なライディングを可能とした。

SAMURAI(サムライ)ハイエンドロードバイク サムライ

表面微細加工

トップチューブ、ステアリングコラム、リアエンドにレーザーによる微細加工技術を駆使して、Japan originality溢れる意匠を実施。クールで魅力的なチタンの地肌へレーザーで意匠を施すことにより、SAMURAIのイメージを更に強調した。

SAMURAI(サムライ)ハイエンドロードバイク

パーツ、アクセサリー

ボトムブラケット、ヘッドパーツ、ステアリングコラム、リアエンド、シートクランプ等のパーツ、アクセサリーは高剛性のTi-6Al-4V合金を採用し、チタン製にこだわった。強度維持と共にオールチタン製ロードバイクとしての付加価値を更に高めている。また、変速機等の各種ワイヤー、ケーブルをフレーム内に収め、力強く優美なフレームのフォルムイメージをキープしている。

ハイエンドロードバイク SAMURAI(サムライ)

素材

フレーム:Ti-3Al-2.5V合金
トラス部:Ti-22V-4Al合金
アクセサリー、パーツ:Ti-6Al-4V合金

SAMURAI サムライ 素材

※以上のように、各所に適したチタン合金を採用し、材料工学的にも裏付けされた真のオールチタン製ハイエンドバイクである。